法外な金利でお金を貸す業者の事を通称「ヤミ金」といいます。
人気ドラマの「闇金ウシジマくん」でも分かるとおり、その内容は複雑かつ最悪。
そこに一度でも足を踏み入れようものなら、あり地獄のごとく簡単に抜け出すことは出来ません。
それを知ってか知らずか近年女性の利用者がとても多くなっているようですから、同棲後に彼女が闇金から多額の借金を抱えトラブルに巻き込まれてしまわないよう注意したいものです。
要注意「ソフト闇金」にはまる女性たち
なぜ、同棲後に女性が恐ろしいヤミ金にはまってしまうのか?
その理由は圧迫された生活にあるようです。
男性と違い女性の借金の原因になっているのが、生活費が不足している家賃が払えないという切実な思いからです。
同棲をしたものの僅かな収入だけでは理想的な生活が維持できない、かといってそれを彼に相談することもできないためヤミ金から借金をしているようです。
なぜ、彼に相談できないのか?
それは、同棲生活における彼女のおかれている状況にあります。
彼はよく働き十分稼いでくれている、しかし彼女の稼ぎはほんの僅かで、生活のほとんどを彼の収入で支えてもらっているという彼に対する後ろめたさです。
自分さえもっと稼げたらこんなに厳しい生活をしなくてもいいのにという気持から相談できず、借金を増やしているというのが大方の理由です。
しかも以前のようないわゆる「ヤミ金」ではなく、どこにでもいそうなやんわりとした優しいおじさんやお兄さん、中には女性スタッフが対応し簡単に現金を貸すシステムを採用している「ソフトヤミ金」は、初めて借金を経験する女性でも抵抗なく利用できるのが特徴です。
「ソフトヤミ金」も違法な貸金業である事は確かで、例えば5万円程度の現金を借りると2ヶ月後には利息だけで16万以上になるケースがほとんどです。
一度でも手を出してしまうと一括返金以外、抜け出す方法はないといっても過言ではありません。
しかも通常の借金とは異なり、同棲中の彼に内緒の借金とはいえ彼の職場、実家にも何かしらの影響がないともいえません。
なぜ銀行ではなく「ソフトヤミ金」なのか
彼に気軽に相談できないからと安全性の高い銀行ではなく、なぜ危険なヤミ金なのか?
そこには先の法改正が大きく関係しています。
以前はクレジットカードを利用して急な出費に対応することもできましたが、完全施行された改正貸金業法により女性や主婦、パートやアルバイトといった女性が気軽に活用できない状況になっているのです。
法律によると年収の3分の1を超えての借金はできないという条件があるため、収入の少ない女性には借金ができずやむなく「ヤミ金」に手を出したという方が多いようです。
通常、借金返済の義務は名義人ですから同棲中の彼女が多額の借金を抱えても、彼に返済義務が及ぶことはありません。
ですが、違法な業者からの借り入れによる取り立ても違法性があると予想できます。
借金名義人の彼女の返済が滞ってしまうと、当然身近に存在する彼の収入から借金返済を要求されないとも限りません。
さらに彼女の借金の理由が生活費や家賃返済の為であった場合、少なからず同棲中の彼にも原因はあると判断される為、裁判になったときには、彼にも何かしらの責任義務が生じることもあるでしょう。
いずれにせよ、同棲後彼女が彼に内緒でそんな危険な場所から借金をしないためにも、何もかもを彼女の押し付けず積極的に協力する姿勢を見せるようにしましょう。
また、相談しずらい雰囲気を作るのではなく小さなことでもすぐに相談できるようなコミュニケーションをとるように心がける事も重要です。
