他人同士が一つ屋根の下で共に暮らすといった形には、『同棲・同居・結婚』といったものがあります。
それぞれの違いは何か改めて考えてみると、漠然とした答えしか出てこない人も少なくないはず。
そこで『同棲・同居・結婚』の違いについて、もう少し掘り下げて解説していきましょう。
同棲を検討されているカップルは、同棲についてここでもう一度よく考えてみる良いきっかけとなるはずですので、参考までに読み進めてみましょう。
『同棲・同居』の違い
同棲の意味とは、婚姻届を提出していない、つまり正式に結婚をしていない男女が一緒に住むことを示しています。
例外によって男女ではなく、男性同士、女性同士の場合も同棲と呼ぶケースもありますが、いわゆる結婚という手続きを取っていないカップルが、一つの場所で生活をするという状況が同棲となります。
男女とも恋愛関係にある場合のみを同棲といい、恋愛関係にない場合には、同居という言い方をして区別しています。
最近、若い人を中心に流行っている「シェアハウス」などは、男性と女性が共同生活を行っていますよね。
この状態では、恋愛感情が成立しておらず、好きや愛しているなどの感情が存在しない、いわゆる同居という言い方をしているようです。
このように、同棲の意味については、いろいろな言い方や考え方がありますが、夫婦のように正式に認められている関係ではありませんので、法的にも社会的に考えても、結局は他人でしかないのです。
同棲は気軽にスタートさせられる?
一般的に恋愛関係が長く続くと、「この人とずっと一緒にいたい」という気持ちが芽生えてきますよね、これは当然の心理だと思います。
限られた時間という枠の中で、残りの時間を惜しむように別々の場所に戻るという一般的なカップルにとって、24時間365日一緒に入れたらという気持ちは当然芽生えてくる心理なのです。
しかし限られた時間だからこそ、相手の事を愛おしく思ったり、気軽に恋愛関係を持続させることができる秘訣なのかもしれません。
ところが「一緒に住んだらどんなに毎日が楽しいのだろう」といった次のステージへのステップを持つときに、人は同棲もしくは結婚という道を考えてくるのかもしれません。
ただ結婚となると簡単な気持ちだけでは成し得ないことで、互いの気持ちが結婚に真剣であってもそれだけでは難しい場合があります。
なぜならそれぞれの家族など取り巻く環境の壁を乗り越えて初めて、結婚という選択が可能となるのです。
それに比べて同棲というのは、正式な手続きは一切必要ありません。
ましては、万が一失敗に終わってもその状態をなかったことにするのは、それほど難しいことでもないでしょう。
簡単に言えば、互いが一緒に生活出来る場所さえ確保できれば、それで同棲をスタートさせることができるのですから。
『結婚・同棲』の違い
結婚と比べると同棲は、簡単に始められるものと考えている方がいるようですが、ここで結婚と同棲の違いを具体的に考えてみましょう。
同棲と結婚の大きな違いは、それぞれの取り巻く環境です。
結婚というのは、家族や親族、会社など社会的な手順というものをどうしても避けては通れません。
それに比べると同棲というのは、そのような煩わしい手順は一切必要ありません。
面倒な手順を避けられる同棲は、その分とても脆い関係でもあるのです。
結婚というのは、社会的にも法律的にも守られていますが、同棲は、一切の保証はありません。
二人の関係が上手くいっている時には、これらの条件は特に問題にはなりませんので、むしろ同棲の方が気楽にできるのかもしれません。
しかし同棲したからといって、必ずしもうまくいくという保証はなく最悪のケースに至った時、互いに近づきすぎた分のダメージは相当大きいと予想されます。
同棲についてのまとめ
カップルが、一つの場所で生活をするという状況の同棲は、結婚とどのような違いがあるのかもう一度確認してみましょう。
同棲というのは煩わしい手順や正式な手続きは一切必要なく、結婚よりは気軽にできる。
その反面、
- 法的にも社会的に考えても、結局は他人
- 同棲には、一切の保証はなく脆い関係
- 互いに近づきすぎた分、破局した時のダメージは大きい
同棲に踏みきる前に、こういった事実をよく理解しておきましょう。
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