同棲をする意味・意義

同棲する二人の関係は夫婦以上の強い協力と信頼が必要!?

同棲する二人の関係は夫婦以上の強い協力と信頼が必要

同居する友人であったり、同棲中の恋人だったり、人生を共にする夫婦であったりと、人には様々な関係が成立します。

下記では、それぞれの明確な違いに焦点をあて解説しています。

ただ漠然と理解していたそれぞれの関係の違いを明確に捉える事は、同棲を視野にいれたこれからの二人の関係にプラスになってくるのではないでしょうか。

同棲する二人の関係はどんなもの?

つまり一般的な言葉で表現すると同棲とは、結婚をしていない男女が生活を共にするということでしょうか。
しかし簡単に説明できるがゆえに、非常にもろく深い関係でもあるのが同棲なのです。

結婚という手続きを交わした夫婦の関係が法的に最も守られているという見方をすると、次に堅い絆で結ばれているのが内縁関係、次に同棲カップルが続くのかもしれません。

一般的な彼氏や彼女とはちょっと違い、夫婦とまではいかなくても生活を一緒にしているという点からちょっと特別な関係であることは間違いありません。

結婚した二人の関係はどんなもの?

結婚をした夫婦というのは、各市役所に対し婚姻届を提出します。
それによって、法律で認められた男女の関係になります。

つまり法的にもきちんと認められ、守られている関係という位置づけになるのです。
例えば、サラリーマンの夫婦の場合、妻が103万円以内の所得である以上、妻は夫の扶養配偶者と認められますので、扶養手当が支給され安定した生活を確保できるでしょう。

さらに夫婦の一方が他の異性をと倫関係、浮気をした場合にも法律によって罰せられる事ができます。
夫婦というのは貞操の義務がありますので、それを犯し、配偶者とは違う異性と関係を持つことは許されないのです。

その場合、浮気や不倫をした配偶者に対し、精神的苦痛という理由から慰謝料を請求する事ができますので、万が一離婚といった最悪の状況になってもその後の生活を一時的に安定させることは出来るかもしれません。

しかし同棲生活をしている男女の場合はどうなるのでしょうか。
法律上夫婦とは認められてませんので、当然、法律で守られるというわけではないのです。

同棲と同居の違いとは?

同棲の意味とは、婚姻届を提出していない、つまり正式に結婚をしていない男女が一緒に住むことを示しています。
例外によって男女ではなく、男性同士、女性同士の場合も同棲と呼ぶケースもありますが、いわゆる結婚という手続きを取っていないカップルが、一つの場所で生活をするという状況が同棲となります。

男女とも恋愛関係にある場合のみを同棲といい、恋愛関係にない場合には同居という言い方をして区別しています。
最近若い人を中心に流行っている「シェアハウス」などは、男性と女性が共同生活を行っていますよね。

その状態には恋愛感情が成立しておらず、好きや愛しているなどの感情が存在しない、いわゆる同居という言い方をしているようです。

このように同棲の意味については、いろいろな言い方や考え方がありますが、夫婦のように正式に認められている関係ではありませんので、法的にも社会的に考えても、結局は他人でしかないのです。

同棲は気軽にスタートできる?

一般的に恋愛関係が長く続くと、「この人とずっと一緒にいたい」という気持ちが芽生えてきますよね、これは当然の心理だと思います。

限られた時間という枠の中で、残りの時間を惜しむように別々の場所に戻るという一般的なカップルにとって、24時間365日一緒に入れたらという気持ちは当然芽生えてくる心理なのです。

しかし限られた時間だからこそ、相手の事を愛おしく思ったり、気軽に恋愛関係を持続させることができる秘訣なのかもしれません。

ところが「一緒に住んだらどんなに毎日が楽しいのだろう」といった次のステージへのステップを持つときに人は同棲、もしくは結婚という道を考えてくるのかもしれません。

ただ結婚となると簡単な気持ちだけでは成し得ないことで、互いの気持ちが結婚に真剣であってもそれだけでは、難しい場合があります。

なぜならそれぞれの家族など取り巻く環境の壁を乗り越えて初めて、結婚という選択が可能となるのです。
それに比べて同棲というのは、正式な手続きは一切必要ありません。

ましては、万が一失敗に終わってもその状態をなかったことにするのは、それほど難しいことでもないでしょう。
簡単に言えば、互いが一緒に生活出来る場所さえ確保できれば、それで同棲をスタートさせることができるのですから。

結婚と同棲との大きな違い

結婚と比べると同棲は、簡単に始められるものと考えている方がいるようですが、ここで結婚と同棲の違いを具体的に考えてみましょう。

同棲と結婚の大きな違いは、それぞれの取り巻く環境です。
結婚というのは、家族や親族、会社など社会的な手順というものをどうしても避けては通れません。

それに比べると同棲というのは、そのような煩わしい手順は一切必要ありません。
面倒な手順を避けられる同棲は、その分とても脆い関係でもあるのです。

結婚というのは、社会的にも法律的にも守られていますが、同棲は、一切の保証はありません。
二人の関係が上手くいっている時には、これらの条件は特に問題にはなりませんので、むしろ同棲の方が気楽にできるのかもしれません。

しかし同棲したからといって、必ずしもうまくいくという保証はなく、最悪のケースに至った時、互いに近づきすぎた分のダメージは相当大きいと予想されます。

片方が他の異性と浮気をしても、その結果片方を裏切るような行為をしたとしても特にバツを受ける事がなく、ただの日常として過ごすしか他ないのです。

どんなに辛い思いをしても法的手段がとれないのが同棲カップルとなるのです。

特別な関係であるといえる同棲

同棲をしている男女は、普通の彼女や彼とは違って、24時間365日一緒の時間を楽しむ事はできます。

好きな人と一緒にずっといられるという事はカップルにとって最高のことかもしれませんが、そんな理由だけで同棲生活をすると確実に二人の関係は破綻してしまうことでしょう。

夫婦として認められてない以上、夫婦以上の強い協力と信頼が必要となるのです。

あくまでも解釈の問題ですが、同棲生活も2年以上続けることで内縁関係と認められるケースもありますので、それくらい二人は特別な関係であるといえるのです。

ただ正式な夫婦としてしっかりと認めてもらうためには、結婚という手続きがどうしても必要となるでしょう。

まとめ:それぞれの関係の違いから同棲への理解を深める

同棲を考えているカップルは、同棲への理解を深めておきましょう。

  • 同居とは:恋愛感情が成立してない、存在しない関係の共同生活
  • 結婚とは:正式な手続きのもと、法律で認められた男女の関係
    貞操の義務があり、社会的にも法律的にも守られている

これらに比べ同棲は

  • 正式に結婚をしていない恋愛関係の男女が一緒に住むこと
  • 一般的な彼氏や彼女とはちょっと違い、特別な関係といえる
  • 面倒な手順を避け気軽にスタートできる分、とても脆い関係
  • 法的にも社会的に考えても、結局は他人。一切の保証はない(内縁関係と認められる場合もある)
  • 夫婦として認められてない以上、夫婦以上の強い協力と信頼が必要となる

以上の事を踏まえ、二人の今後を話し合ってみましょう。

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